野村ユニソンさんと、Club Passion du Vinさんが2009年の3月に豊中の庄内にあったパセミヤにフィリップ・パカレとマルセル・ラピエールを連れてきてくれたときの写真です。このあとおかんはパカレのおなかと自分のおなかを交互になでて「ナカマ、ナカマ」と言い放ちました(苦笑)。そのこともあってかいただいたサインにはアミチェ(友情)と書いてくれています。西天満の店に来てくれたときもまっさきにおかんの事を聞いてくれました。
このあとあまから手帖の北摂特集に掲載いただいた頃くらいから地元の方より電車に乗ってこられる方の割合が増え、移転を考え始めました。
豊中の事を知らないお客様、おかんのことを知らないお客様、西天満の時を知らないお客様、父の事を知らないお客様があらわれ、お客様の年齢も豊中の時は自分より上の方ばかりだったのがいまだと自分の子供でもおかしくないくらいの年齢の方がワインを飲んでいたりしています。なぜ自分たちがこういうスタイルでしているかを説明しているときに、こうして歳月を積み重ねていくんだなぁと言う想いがあたまをよぎりました。
まこと年々歳々花相似たり歳々年々人同じからずだなぁと。世の中どんどん変化して行っていますがうちらみたいな個人店が果たす役割ってまだまだあると思っています。模索しながらですが食事を楽しんでもらえるように頑張らないとです。