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大つごもり

パセミヤ、2016年度の営業は昨日で終了しました、12/31(土)~1/3(火)まで休み、1/4(水)より営業します。

今年も皆様方には大変お世話になりました。本当にいろいろとあった年で忘れられない一年になりそうです。いろいろと変えていこうと思うきっかけとなる出来事がたくさんありました。来年もどうかご愛顧のほどよろしくお願いします。

tirpseの大橋さんからダイニングアウトの依頼のメッセージをいただいたのが今年の1月3日で、国宝のお寺でお好み焼きを焼くというなかなか珍しい経験をさせてもらいました。

今だから書けますが、父の癌の再発が見つかり緩和医療を選択したのも同じ時期で、イベントなどの日程調整の際、もしもの時を考えて姉といろいろと相談して一人でも出来るようにしていました。店をしながら育ててもらったので店をしながら看取りたいと思い、最後は姉が父に付き添い僕が店を営業しているときに旅立ちました。大好きな阪神タイガースの試合を見て、大好きな昭和歌謡を聴きながら。2005年に父の脳梗塞から始まった中川家の介護もこれでひと区切り。姉も僕も勤めていたときは時間が不規則でなかなか家族で一緒に過ごす時間はありませんでしたが、この間家族で過ごせて本当に良かったと思っています。笑いが絶えない家でしたし。

その後は福岡のFESTIVINや東京でのLIFE with WINEなど参加したのが大きなイベントでしょうか?念願の鎌倉の石井さんの店や福岡のエクリュ、クロマニヨンにも行けてとても充実した遠征でした。もともと父方の祖父は北九州の出身で福岡の時、気分は里帰りでした。今回は出身地には行けませんでしたが来年はゆっくりとたずねてみたいなと思っています。

今年もたくさんの新しい出会いがあり、再会もあり、人との縁を強く感じる1年でした。
昨日は大好きなお客様と今年の最終営業を楽しく過ごすことが出来、とても気持ちよく締めくくることが出来ました。
来年はもっといろんなところに行きたいなと思っています。どうか、お好み焼きを、中川姉弟をよろしくお願いします。どうかいい新年をお迎えください。

2010/2/28のパセミヤ(当時)

おまけ:写真は、豊中の時のパセミヤの最終引き渡しの時の写真。壁にカバーをしているのはフィリップ・パカレとマルセル・ラピエールやNZの楠田さんにサインをしてもらっていたこともありどうするか迷ってくりぬいたからです。片付けているのでテーブルの配置など違っていますがこの場所で45年営業していました。後半5年ほどは地元の方より電車に乗って来られる方の割合が増えたこともあり、大阪市内に移転することを決意し物件契約を延長しませんでした。大阪市内に出てきて本当によかったと思っています。世界が広がったように思います。時代も異なるのでこれからどんな店になっていくかわかりませんが、たくさんの方にお好み焼きとワインをもっと楽しんでもらえるように努力したいと思っています。

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