
お好み焼きとワインとおしゃべりと。
パセミヤで過ごす時間
この1、2年で初めましての方も増えたので、パセミヤがどんなことを考えて店をしているか、改めて少し。
お客様の顔ぶれが変わるにつれ、パセミヤも少しずつ変わってきました。新型コロナ以降、飲食店のあり方もだいぶ変わったように思います。外で食事をする機会や、店での過ごし方も、それぞれに変化があったのではないでしょうか。
私たちも、その時々でやり方を考えながら店を続けています。そんななか、営業時間を変えたことで、両親がやっていた頃の、下町のお好み焼き屋らしい時間が少し戻ってきたように感じることもあります。
お好み焼きを食べて、ワインを飲んで、「お好み焼きとワインっておいしいな」と感じてもらえたら。
おしゃべりもしながら、帰るときには「ああ、楽しかった」と思ってもらえたら、うれしいです。
お好み焼きが焼けるのを待ちながら
何よりもまず楽しんでもらいたいのは、パセミヤという場所で、食べたり飲んだりしながら過ごす時間です。
お好み焼きが焼けるのを待ちながら、ワインを飲んで、お連れの方の近況を聞いたり。焼き上がったらひと口食べて、またワインをひと口。
「一緒に食べると、また違う風味が感じられて面白いですね」と話したり、ときどき私たち姉弟も雑談に加わったり。
焼き上がりを待つあいだにも、食べ始めてからも、それぞれに楽しみがあります。話がひと段落してお好み焼きに手が伸びたり、ひと口食べたことから、また話が始まったり。そんなふうに、食べることと飲むこと、おしゃべりが行き来する時間が好きなんだと思います。
その日の気分で、次の一杯を
好きなワインや料理を楽しみに来てもらうのも、「今日は何が開いてるのかな」と来てもらうのも、うれしいです。
初めての方も、気軽にご相談ください。
何を飲もうか、どれくらい食べようか。その日の気分やお腹の空き具合を聞きながら、一緒に選べたらと思っています。食べ進めながら、次の一杯を相談するのも楽しいですしね。
ワインの名前や品種がわからなくても、「すっきりしたものが飲みたい」「前に飲んだ、こんな感じのワインが好きだった」といったところから、お話しできれば十分です。飲んでみて「もう少し軽いものがいいな」「こういう味も好きかも」と感じたことも、聞かせてもらえたら次の一杯を選ぶ手がかりになります。
お好み焼きとワインの組み合わせも、いろいろ試してもらえたらと思っています。同じお好み焼きでも、合わせるワインによって、キャベツの甘みが気になったり、ソースの風味が楽しく感じられたり。お連れの方と違うワインを選んで、それぞれの感想を話すのも面白いと思います。
そのときに、ご自身が「これ、おいしいな」と思う組み合わせが見つかれば、うれしいです。私たちのおすすめをきっかけに、そこからお客様のお好きなものが少しずつわかってくる。そんなやり取りも、店をしていて楽しいところです。
ひと口から広がる、ワインと料理の話
好きなワインの話をしたり、初めての味に出会ったり。いつもの一杯が、料理と一緒だと少し違って感じられることもあります。
知っていることも、知らないことも、そんな食卓での楽しみにつながればいいなと思っています。
どこで、どんな人が造っているワインなのか。料理にどんな食材やスパイスを使っているのか。ひと口味わって気になったことから話が広がり、次に飲むときや食べるときの楽しみが増えることもあると思います。
私たちは、いろんな国のワインや、いろんな料理の話も好きなので、気になることがあれば聞いてください。お客様のお好きなものや、食べておいしかったものの話も、ぜひ聞かせてくださいね。
お客様から教えてもらって、私たちが興味を持つこともあります。旅先で食べた料理のことや、家でよく作るもののこと。自分たちだけでは出会わなかったかもしれないものを知るのも、おしゃべりの楽しみです。
おしゃべりも、お一人の時間でも
ワインや料理の話から、いつの間にかまったく別の話になっていることもあります。そんなやり取りを重ねながら、私たちも少しずつお客様のことを知っていけたらうれしいです。
お連れの方とのおしゃべりも、お一人で食事をするひとときも、それぞれのペースで楽しんでもらえたらと思います。ゆっくりワインを味わいたい日もあれば、誰かとあれこれ話したい日もあるでしょうし、同じ方でも、その日の過ごし方は違いますよね。
久しぶりに来てくださった方とは、前にお会いしてからの話を。初めての方とは、その日に選んだワインや料理の話から。何度か顔を合わせるうちに、前に話したことの続きができるようになったら、それもうれしいことです。
日々のなかで思い出してもらえる店に
いつもの味を食べてほっとしたり、思いがけず好きなものが増えたり、久しぶりにゆっくり話ができたり。
「またあれを食べたいな」「今度は誰と来ようかな」、ときには「今日は一人で行ってみようかな」と、日々のなかで思い出してもらえる店でありたいと思っています。
日本ワインと料理、私たち姉弟との雑談も楽しみに来てくださいね〜